アイデアソンの設計
2-9.イベント運営上の注意点
イベントとしての設計
①開催までのスケジュールの立て方
:企画、設計、告知期間の設定、各種準備
②会場選定:会場選び、設営
③集客方法:参加者の設定、告知、申込方法
④ロジ関連:そろえる道具など
⑤記録:当日の写真・映像、事後のレポート
事前に参加者と握っておくべきこと
参加規程の設定
成果物の扱いに関する規定の設定
·知的財産権の扱いについて
成果物の知的財産権は、だれのものなのかを参加者へあらかじめ提示
·事業化する際のアイデアの所有者について
=参加者全員が知っているアイデアになる点に留意
【パターンA】主催者が、事業化の権利および知的財産権を独占する
→参加者はアイデアや労力を奪われるだけになるので、反発を招きがち
→参加者に対し、相応の報酬や参加メリットを明確に示す必要あり
*日本ではこのケースはほとんどない
【パターンB】参加者はだれのアイデアも自由に扱える
→その場で生み出されるすべてのアウトプットをパブリックドメインとする
→パブリックドメインとする旨を参加規程に定め、事前に参加者の合意を取る
*短期間のアイデアソン・ハッカソンで、独自の特許が取れる水準のものが生まれる可能性は限りなく薄い
(なので、特許権の奪い合いについては想定外と考えてよい)
【パターンC】一定期間をすぎたら、主催者に権利独占のアクションを認める
→開催から一定期間(2週間など)は、主催者も参加者も権利の独占を主張しない
→期間を過ぎたら、主催者が商標登録·事業化等の