Fw:東北 Fan Meeting vol.3『情報インフラで地域産業の未来の描き方を考える』を開催
東北の挑戦者たちの取組を紹介し、認知向上や共創の輪を広げる「Fw:東北 Fan Meeting」の第三弾を開催。
「Fw:東北Fan Meeting(フォワード東北ファンミーティング)」とは、復興庁「新しい東北」官民連携推進協議会の活動の一環として行われているイベントです。東北で様々な活動に取り組む人々をゲストに招き、その認知向上や共創の輪を広げる活動として、東京でミニアイデアソンなどを展開しています。
弊社が企画・ファシリテーションを担当する『 Fw:東北 Fan Meeting vol.3 情報インフラで地域産業の未来の描き方を考える』が、 6月20日に東京・木場「BRIDGE」にて開催されました。今回は、復興支援センターMIRAIの押田一秀氏をお招きし、押田氏が収集した相馬の産業の「いま」が見えるデータ活用と、地域産業のこれからの道筋について考えました。
インプットトークではまず、押田氏が、震災後の相馬市で行ってきた事業の紹介の後、震災後の相馬の産業の実態を知るべくデータ収集を始めた経緯について話していただきました。その中で、原発事故の影響を受けながら避難区域には指定されなかった相馬市では、震災前からの生業を続けられなかった方々が新たな仕事を見いだせずにいる雇用のミスマッチの問題など、復興が進む地域の原発被災地の狭間に位置するがゆえの問題があることが伝えられました。一方で、押田氏は、このような状況であるからこそ、町の未来を新たにデザインしていける環境であるとも指摘。しかしながら、押田氏が進める相馬の事業者データの収集には、そのデータをどう生かすか、データ収集をどう続けていくか等の課題があり、参加者からのアイデアを求めたいという要望が語られました。
それを受けて行われたアイデアワークは「相馬市を活気づかせるためのデータ利活用を考える」と題し、「データのデジタル化を担うIT人材を獲得するには?」「データづくりを継続できる仕組みとは?」「オリジナルで収集したデータのユニークな使い道とは?」という3つのサブテーマごとにグループに分かれてアイデアを検討。「実践のフィールドがない大学の経済学部などを連携、データの分析や予測などを行う」など、実践につなげることが出来そうなアイデアが多数生まれました。
今回のFw:東北 Fan Meetingは、今後さまざまな連携が生まれる予感を感じさせる回となりました。このイベントをきっかけに、相馬市のこれからの可能性を生まれることが期待されます。
今後の開催予定は下記、Fw:東北 Fan Meeting のFacebookページをご参照ください。
https://www.facebook.com/fwtohoku/