アイデアソンの概要
1-3.アイデアソン体験で養える力①
~発想力と表現力/アイデアの素早い試作/成果を目指すチームづくり/短時間での判断力とマネジメント
① 発想力と表現力
アイデアソン·ハッカソンとは、ユーザにもたらす新たな体験と価値を表現するための場です。ハッカソンの成果物は、ユーザが持つ課題や欲求を解消する解決策を、電光石火のプロトタイプで示すもので、そのために必要な発想力や表現力を高めることができます。アイデアソンでも、最後のアウトプットの表現を豊かにすることで、同様のことができます。
② アイデアの素早い試作
テーマに対して、ユニークな解決策をその場で出し合い、最適なツール(各種API、モジュール、工作など)を用いて、手早く試作を組み上げる力を養えます。触って体験できるものでユーザに解決策を示し、フィードバックを得るプロセスを、早い段階で組めるようになります。
③ 成果を目指すチームづくり
3~6名程度の小規模のチームが、短時間で最高の成果物を生むためには、アイデア、価値探索、開発、プレゼンなど、多様な力が求められます。チームの中で自分の役割、能力をどのように発揮すれば、質の高い成果物を生み出すことができるのかを学ぶことができます。
④ 短時間での判断力とマネジメント
限られた時間でアイデアを形にするには、生み出すべきものを、あらゆる制約から素早く判断する必要に迫られます。何を実装するのか、あるいはしないのか。最適な選択をする判断力が求められます。
総花的なアイデアや機能が多い試作では、ユーザに示すべき価値を伝えられません。だれにどんな体験·価値を届けたいのか、コアとなる機能を絞り込む必要があります。さらにハッカソンの場合、短時間で最高の成果を得るためのマネジメントやチームワークが求められ、慣れたエンジニアは、技術のみならず、そうした力に長けています。